Column

第236話 もう中学

初孫が生まれて早12年。

それから時を経て、続いて3人の孫が誕生してくれて、現在ではトータル4人の孫がいる。内孫は男の子がふたり、外孫は女の子がふたり。どちらとも一緒に住んでいるわけではないので、学校の休みの日に内孫とは店で週一会う程度ではあるが、それでも十二分に成長過程を楽しめる。それどころか、毎日会っていない分、身長の伸びが顕著に分かる。1週間2週間間隔なので、会うたびに縦に伸びているのがなんとなく感覚的に認知できるのである。

 その最初の孫が今年中学生になる。中学生になるのだ、人生の早い流れに時にはびっくりとさせられる。えっもうそんなんだっけ、となる。

生まれた当時は、私を祖父と認識できるようになるまでは長生きしたいものだと考えていたものだが、今となってはそれこそこの子たちがどんな青春とやらを歩んでいくのかを見てみたいと思うし、またその先も遠くから垣間見てみたいとも思っている。

昨年中に学生服を買った。その学生服を着た写真を見せてもらったが、なかなか似合っているではないか。随分と大人っぽく映る。私の中の中学生のイメージは時代背景からも察せられると思うが、それは5分刈りの坊主頭である。昭和当時の男子は皆恒例儀式として中学の入学式までにはクリクリにしておかなくてはいけなかった。それが当然の事だった。

写真の中の孫は新調した学生服を着てふさふさの長髪姿でにこりと微笑んでいる。不思議な感覚だ。でも今はそれが普通なのだ。ある意味大きな自由を感じる。そのうち、この学生服だってどうなるかわからない。当然のように着ているが、現代となってはいつまでも時代錯誤的な雰囲気を醸し出している制服としか見えない。

ただ、この成長の過程の中では重要な要素を含んだ制服ともいえるからやっかいだ。

次男は今年4年生になる。サッカーで頑張っている。そして今年、私と「ウミネコマラソン」に参加する予定だ。マラソン大会学年1位を1年生から今まで続けて取っているだけにやけに足が速い。私も本気で走らなければかなわないだろう。頑張ってみよう。

女の子たちには近頃あってはいないが便りがない事には、きっと元気な事だろう。元気でいてほしいものだ。長女は来年中学生なる。もちろん制服は私が買ってやろうと考えている。

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