今季、3度目の来八甲田でなんとか空の具合もまあまあのコンディションにあたったのでした。それでも西の空には薄暗い雲の軍団がふらついて存在していたので、この先天候悪化の懸念もあったのですがスタートしたのでした。
2回目に来た時よりも雪は固くなっていて歩きやすくはなっていますね。林間を過ぎると谷に出ました。確かここって硫黄の含まれた水が流れる川があったあたりだと思われるところ、夏場は橋を渡ってその川を超えるところ・・・橋も何もすべて雪に埋もれております。吹きだまってある意味夏場よりも直線的に登れます。
おお~向こうから一人のボーダーが滑ってきます。今日は私ひとりだけかと思っていたのですが先客がいたようです。こんなところ、なかなかの変態ですね、すばらしい!
お互い手を挙げてすれ違います。そこからまだまだ登り仙人岱避難小屋を右手に見て進みます。が、ここでなんと雪が降って来たのです。さすがに私は雨男、やりますね。降水確率0%のはずだったのですがやはり着いてきます。そして、もし私に羽がついていたなら3秒で下界まで飛んでいけそうなほどの強風がフーフーともれなく参戦。これではたまったものではありません。
側にあったか細い木の陰に隠れます。あたりが見えなくなってきましたね。足跡が頼りでからね。ここで雪の強弱で進んだり戻ったりを繰り返して3度目。
一向に止む気配もないので一旦仙人岱避難所まで行ってみようと試みます。が、ここでさらなるの雪と風に、もうすぐそこが山頂なのですが・・・いやいや無理はよしましょう。方向を見失ったら私ひとりどうしようもありません。そこで避難所停滞をあきらめて増々ひどくなる前にと、アイゼン装着のまま走って山を下りたのでした。来週再チャレンジです、天気いいといいですね。
帰って「北の国から」の続きを見ましょう。