おおおーなんか覚えているー!
このエリアに足を踏み入れたのは43年振り。
それでもやはり多少色褪せてはいるが映像として記憶が残っている。私が幼稚園の頃、遠足で祖母と一緒に来た時の。
ただ、不思議な事に食堂やお土産屋の立ち並ぶこの通りに関しては記憶が無かった。
この小さな商店街も当時からあったと思うのだが全く覚えてはいない。
子供の頃はこういった所こそ覚えているのでは、と思うのだが。
そんなたあい無い事を考えながら、閑散としたこの道を真直ぐ奥へ奥へと進んで行くとありました、ありました。
旧浅虫水族館の建物が。
そうです。ここです。
確かこの建物の向こう側にも、岸沿いにずっと道が連なっていてその途中にトイレがあった様な記憶があります。
現在は関係者以外立ち入り禁止になっているので確かめる事は出来ませんが。
そうだ、それに昼飯はみんなで戸外で食べたんだった。
木漏れ日のなか潮騒を聞きながら皆で持参した弁当を地べたに座って食べたのだ。
そうか、それでさっきの商店街を利用しなかったのかもしれない、だから記憶がないのだ。
現在、旧浅虫水族館は水産試験場になっています。
どんな形にせよ、この建物が残っていたとは・・懐かしさでいっぱいです。
6才の頃たった一回しか来た事がなかったのに、楽しかった記憶は長い間はなれないものですね。
合同で撮ったモノクロの記念写真の事もしっかりと覚えているのです。
帰り際、このまますぐに立ち去るのもどうなんだろうと思い、商店街で最初に目に入った「お食事処もりや」さんに寄ってみた。
さっき「まぐろ丼」をちょっとだけ残した私だったが、ラーメンならまだいけるだろうと注文。
海のしぶきでややくもり気味の窓ガラスから見える景色に旅愁と時の流れ
を感じながらのラーメンはまた格別でした。
「ごちそうさまでした」
またいつか立ち寄ります、どうか全ての風景が元気でありますように!