スキーで下山した時から3カ月くらい経過した先日、春の八甲田へと行ってきました。
もうすでに冬季の面影はなく、すっかりと春の装いへと山全体が姿を変えてしまっております。
冬とはルートが別物ですから、この山道の様相は久々な感じ、懐かしいと言うか、またぐるり遠回りをしながら登っていく、と言った覚悟ですね。
なんたって冬道は、頂上までまっすぐ登っていくと言うイメージがありますから、ややっこしい感は少なからずありますね。
すっぽりと大量の雪に覆われていた谷も姿を露わにしております。久々の橋渡です。
途中、山道が川と化しておりますので気を付けて進みます。この仙人岳あたりからはまだ雪が少しばかり残っています。ただ、アイゼンを使用するほどの感じでもないので装着せずに進みます。
すぐにまた山道が姿を表します。
山頂は曇に覆われていますが風もそれほど強くもなく穏やかなものです。いつも通り、そのまま通りすぎるように山頂を後にします。
少し下りるとまた太陽が顔を出して春の陽気をくれます。中腹にあるこの湿地帯は八甲田特有のうつくしい景観で、のんびりできるのならここで数時間滞在でもしてみたい、そう考えて見たりもしますが、午後からのスケジュールが脳裏を行ったり来たりで、やはり、後ろ髪をひかれながらも下山の道を進んでしまいます。
もうすっかりと山は春ですね、そろそろ登山者も増えてくる季節となりました。