早朝4時ちょっと過ぎ。
八戸出発です。八甲田を超えて黒石経由で弘前、そして岩木山到着。
準備してここから出発です。
なだらかな登り勾配をしばらく進むと岩場に差し掛かります。この百沢コースのだいご味はこの谷沢の登りにありますね。霧雨の本日はこの岩が滑るので気を付けなくてはなりません。
200mほど進むとなんと谷を残雪が覆い隠しているではありませんか。前方に先客が一組。先は急こう配の上この残雪が固まっていてまともに歩ける状態ではありませんね。アイゼンが必要でした。まさかいま時期こんな過酷な状況だとは思いませんからアイゼンはもってきませんでした。そこで縁側に生えている笹につかまりながら一歩一歩進みます。厄介なことにこの残雪、ところどころに大きな穴が開いていて下側は流れる水に削られて大きな空洞になっているのです。なかなかの深さがあって落ちたらひとたまりもありません。
最初私が進んで、彼らが持っていたロープを投げてもらって受け取り滑っても滑落だけはしないように進んだのでした。危険なところは3カ所ほどありました。アイゼン絶対です。
残雪の谷も終盤あたり、その雪面上に大きな落石が転がっておりました。直径1m弱くらいかな?このまま雪面が解けて下の谷に落下する分には構わないけど、斜面を滑って転がり落ちたらたまったものではありません。気を付けましょう。
山頂は生憎の強風とガスで何も見えませんね。でも大丈夫です、ここにこれただけで大満足であります。さぁ下りましょう。