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HOME > COLUMN > 第95話...ウクレレ気分 |
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第95話 ウクレレ気分 |
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「ウクレレだと、渋谷の黒沢楽器あたりがそろってるんじゃないですか」
2005年夏、アンティーク雑貨の買い付けでHとLAでひと仕事、休息も兼ね、最終ハワイに飛びオアフ島を反時計まわりにぐるりとひと回りした。
仕事も一段落を向かえて少しだけ時間の空いた私は早速に渋谷へと向かった。
「ちょっとウクレレ買いたいんだけど、いい?」
彼は中腰になり数あるなかから一冊の本を取り出し私へと差し出した。 私はアドバイスをもらったDVD付きのその教本とレザーケースに入れられたKAMAKAのウクレレを大事に抱えちょうど時間の迫った新幹線に乗るために東京駅へと向かった。
深夜、自宅へとたどり着いた私は出張の疲れをよそに、すぐにケースからウクレレを取り出し、まずは手に取りフロア―ランプの傍でその姿を眺めてみた。濃淡の異なる何種類ものブラウンカラーのグラデーションが織りなす深い色合いといい、セットされた各パーツの重厚かつ堅固な作りといい、やはりすばらしい仕様だ。
あれから何年経つのだろう、一点の曇りもない美しい塗装のままのウクレレが静かに黒皮のケースの中で眠っている。確かにあの日だけは明け方まで懸命にレッスンしたものだ。 |
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