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HOME > COLUMN > 第88話...あたらしいいちにち |
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第88話 あたらしいいちにち |
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早朝のジョギングも、かれこれ4年目に突入した。
その朝も左胸、ちょうど心臓の上部のあたりに軽い痛みが沸き上がってきた。その痛みの部位は、名称で言えば何にあたるのかは医学の見識に乏しい私にとっては皆目見当も着かないのだが、体のほんの一部でも「痛い」と言うのはやはり良いものではないだろう。
一周回れば5キロ程度の、私自身が勝手に銘打った『ショートコース』も終盤に差掛かったあたりの三叉路の角で、見慣れない婆さんが古ぼけた椅子に座ったままの格好で汗まみれの私に大声で話し掛けてきた。
「ダイかな」まさか?
「さあっいこうか、ダイ!」 あらゆる想いは昨日に置いて、あたらしいいちにちがはじまる。 |
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