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HOME > COLUMN > 第66話...えっ! |
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第66話 えっ! |
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蓼科の空は黒く重かった。 ホテルに向うマイクロバスの車窓からは、グレーに塗られた山々がくっきりと稜線を這わ せおおらかな姿をさらしている。昼前だと言うのにあたりは薄暗く今にも雨が降り出しそ うな気配が漂う。今夜はこの先にあるホテルに一泊して明日は初めてのゴルフだ。生まれ て初めてコースというものを回る予定だ。既にホテルには地元のK一号(以下K)と山梨 に住むO二号(以下O2)それに仙台から駆け付けたO一号(以下O)が待っているはず だ。それぞれがそれぞれの方法でこの地に集合しようと言う事になり一番距離のある私は 彼等よりやや遅れて到着してしまったのである。
久し振りの再会は懐かしく心地よいものであった。
今晩お世話になる蓼科のホテルは近代的、かつモダンなデザインでリゾートホテルとして
早朝の高原は澄んだ空気で満たされていて、どこかヨーロッパの雰囲気が漂う。
ちょうど半分のあたり、9番ホールを回っている時だった。辛抱に辛抱を重ねていた空が
ホテルへと戻ったのだが一向に激しい雨と風は止む事はなかった。むしろどんどんひどく
翌朝、ただならぬ物音で目がさめた。
「そうすね~~~~まぁタクシーで向うとすれば~~~~多分40分くらいはかかるかも 「えっ!」
こっこの男、いったい何を言っているのだ。 まぁいいまぁいい・・解った解った・・じゃあ仮にやって来たとしよう。
その寛大なるスーパータクシーがやって来たとしたら奴は私達をそれに無理矢理押し込む
「も~行きますよ、行きますって。もちろん最初から一緒に行くに決まってるじゃないで
おお~良かった良かった、本当に良かった。 「さぁっ、そうと決まれば出発だ!」 風雨荒れ狂う外の世界へと私達は歩みでた。
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