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HOME > COLUMN > 第59話...プールが私を呼んでいる |
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第59話 プールが私を呼んでいる |
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大量の温水をGO-GOGO-と吐き出すウォータースライダーの出口からハイスピード に乗ったLがスコーンと飛び出した。その激しい勢いのままプールに投げ出され、バシャ ーンと高らかに波しぶきが跳ね上がるとそのまま水中へと消え去った。直後、続くように Sちゃんがすっ飛んで来てはバシャーン、波しぶきを跳ね上げ同じように水中へと消え去 った。二人は水中で軽く揉み合い、じゃれあいながらちょこりと水面へと顔を覗かせた。 これが今日最後のウォータースライダーの約束であった。だが、彼等はまだまだこれがし たいのである。顔の表情を覗けば一目瞭然。プールサイドに座っていた私を見つけるやす かさずふたり共駆け寄って来た。 「ワンモァープリーズ、ノーノー、ツーモァ−、オー、スリーモァ−プリーズ!」 Lが言った。 「スリーモァー!スリーモァースリーモァープリーズ!」 Sちゃんも大声で私へと懇願してくる。 滞在時間の方もまだ多少の余裕を持っていただけに私はおおめに見る事にした。 「オーケー!」 彼等は満面の笑みを浮かべウォータースライダーのてっぺんへと駆け上がって行った
Mの家族が赴任先のアラスカから日本へと戻って来たのは2008年であった。(コラム
2時間の予定が幾分オーバーしたものの、初めて訪れる地のわりにはなんなくその建物を
一時間があっと言う間に過ぎ去り、そろそろ昼食の時間となった。私達はその大空間が一
この後、建物内の空気や壁や温水などと同化するよう質素に振舞い、彼ら二人のナイスシ
正直、あれだけ多数のカラフルなビキニスタイルに圧倒されたのは確かなことだ。あちら
遊び疲れたのだろう、車の後部座席ではLとSちゃんが絡みあうようにぐっすりと眠りに
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