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第4話 貧困生活 | |||
私がまだ19才で都内に住む苦学生の頃だったと思う。 常にお金には困っており、食うや食わずの生活はあたりまえだった。月中にはすでに小銭 すらなく、あまりにも空腹で部屋中を引っ掻き回し探し出した、いったいいつの物か解ら ないスープの粉を水に溶かして飲んだりなどもしていた時代である。 もちろんガスコンロなどは夢のお話しであった。
その頃、幼馴染みであるJと言う友人も都内に住み、ことあるごとに我が家へと遊びに来
ていた。
そうだ、そう言えば私がここへ引っ越す以前に住んでいたアパートで、私の隣の部屋を借
りていた早稲田の学生は まだあそこに住んでいるかもしれないと閃いた。
だが私は私自身の現在の空腹に耐えかねて、もうひとつ彼に頼んでしまった。
私はもちろんラーメンの事は一言も口にはできず、Jに向かって 「もう食えねー。」
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