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HOME > COLUMN > 第3話...新幹線での出来事 |
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第3話 新幹線での出来事 | |||
私は仕事柄よく新幹線を利用する。 現在では八戸―東京間を3時間と言う驚異的な早さで走行している。 私がまだ高校生だった頃は、急行で10時間もかけて家出をしたものだった。 飛行機を利用するのも便利なのかもしれないが、空港までの距離が長いのと待ち時間が長 すぎるので、東京位までならもっぱら新幹線に乗ってしまう。 乗る時は必ず禁煙車にしている。たばこを1日2箱も吸う私が?と思う方もおいでだろう が、たくさんの方々の吸うたばこの煙達がひとつの閉ざされた空間の内でうごめき、そし て酸素と同化しており、それを吸い込んでしまうのがひじょうに嫌なのである。 いっそ我慢をした方が楽なのだ。
次の日は出張だった。いつも前日には旅行会社にチケットをお願いしていたのだが、その
日はなんだか混んでいて直ぐにはチケットを入手できず、キャンセル待の状態だった。 いや待てよ、何か変だ。
眼をつぶったまま私は少しばかり考えてみた。…そう言えば備え付けの灰皿があった。 こうなったらこのまま寝てしまおうと。 私の知る限り、東京へ着くまでの間隣のサラリーマンの方はとうとうたばこを1本も吸わ なかった。申し訳なかった。せっかく彼は喫煙車を指定していたのに。
どなたか存じませんが、ごめんなさい。
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