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HOME > COLUMN > 第23話...社員旅行は危険がいっぱい |
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第23話 社員旅行は危険がいっぱい |
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私達は年に一度近場ながら皆で旅行に出掛ける。 最近では大型のマイクロバスを一台チャーターし、それに全員乗り込みまるで幼稚園の遠 足気分で、お酒を飲みながらワイワイと目的地へと向かって行くのだ。 このバスでの移動中が大変楽しい時間でもある。もちろん運転手は私であり、私自身は移 動中酒を一滴も飲まないのだが、それでも充分楽しい気分は味わう事が出来るのである。 だがそうなる以前は、それぞれ各自の車で出発し目的地で全員合流していた。 そんな頃のある日、目的地は八戸近郊のM市にある大きな温泉ホテルK温泉であった。 この前年には、皆でT町のO温泉に出掛けた折り、夜中にお腹のすいたK(二号)とAが 何を思ったかホテルの厨房に無断で入り込み、食料を物色中にホテルのスタッフに見つか りとんでもなく怒られた事があった。 (しかし、怒られながらも彼等は目的の食料をたくさん貰って来ていたのだ。たいしたも のだ。) 今年はこのような不祥事のないようにしなければならない、などと思ってはいたのだが、 いざ温泉地に到着してしまうとそんな思いは微塵もなく消え去ってしまい、やはり今を楽 しむ事が最優先になってしまうものだ。 私は温泉に到着した時点で既にその過去の忌わしい出来事は忘却の彼方であった。 そしてこの日は前回の反省からか、私が按ずる様な事は何も起きずに、皆で浴衣に着替え それぞれ自由にお風呂に浸かり、そして美味しい料理とお酒と雰囲気を思う存分に堪能さ せて貰った。 たった一日の短い時間ではあるが実に有意義な楽しいいひとときである。 翌日の朝食もバイキング形式で、豪勢では無いにしろたくさんの料理の種類があり、皆も 充分満足出来たのではと思えた。さあ、そろそろ帰る時間である。 この日、休日のスタッフや夕方出勤のまだ時間に余裕のあるスタッフもいるので、帰路は 皆バラバラでの出発となる。 私も少し時間に余裕があったので、スタッフ数名とボーリングをしてから帰る事にしたの だ。 その残る数名の中のSの車は、一足早く帰る事になった居酒屋店主Gが運転して帰って行 った。 残った皆でボーリングを楽しんだ後、車を貸出したSは私の車に便乗し二人で店へと向か ったのだ。そして無事店へと到着した私とSは、前方に見える店の駐車場がやや混んでい たので、その駐車場の入り口の車道に車を一時止めたのだ。 その止めた瞬間だった。
先に到着していたSの車が、私達の停車している車の左側面めがけて走って来るではない
か! 「車の修理ってお金かかるよね~!」
などとたびたび戯言を言っているのである。 ※私はこの後三年間この不遇の車に乗り続けたのだが、あまりの雨漏りによる車内の悪臭 に堪え兼ね2005年夏にとうとう買い替えたのであった。
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