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第168話  好い加減

  朝のジョギング、ペースアップでの練習を初めて2~3カ月が経過した。
それのおかげで5月のマラソンレースにおいても、ベストタイム超えまでは達せなかったものの、それに近い好成績を残すことが出来ていた。自転車での走行でもそうだ。かつてギリギリいっぱいで登頂できていた山岳ロードだって少しばかり余力を残せるようにまで成長している。
これは、このまま続けて行くことが出来ればまだまだ成績アップは見込めるかもしれない。
ただ、ただである。
今になって左足首に右ひざ、ましてや両方の腿筋にまで疲労の蓄積による鈍痛が常に停滞するようになって、時にそれらが鋭く痛む。昼の活動時はそれらの痛みは緩和していてそう気にもならないのだが、目覚めの朝がさぁ大変。
ベットから起き上がると、ほとんどの場合まともに歩けない。まずは床に着く足裏の指の付け根に激痛が走り、次にふくらはぎがピリピリとしびれる。そして腿から臀部にかけての太い筋肉が唸るように痛み出す。毎朝、ここは我慢だ。
立ち上がった後はそのまま両足を引きずるようにゆっくりと前進し、眼下に鋭く下る険しい階段を一歩、また一歩と探るように下る。この行動が一番つらいところだ。
それからコップ1杯づつの水とスポーツドリンクを乾いた体に流し込む。そしてその痛みの駆け回る足のあちらこちらを、テレビを見ながら揉み解すのである。
「いてーっ、うっ、いてーっ」などと奇声を発しながらである。あまりにも痛すぎる。
そこで一呼吸、私なりに少しばかり考えてみた。
一念発起から数年、早朝のジョギングをしてきて、その走るという習慣にも慣れてきた体は、これほどまでには果敢な痛みを感じたことはなかったはずだ。なぜなら、無理をしてこなかったからだ。若いのならまだしも、それなりに年を重ねている。
待て待て、これってまさかのオーバーワーク・・・今さら気づく。
間違いない、これを続けていれば、この先記録どころか、走るのさえおぼつかなくなる可能性がある。ちょいと緩めよう、走る速度。何も毎日レースをしている訳ではないのだから。
何事も「程好い加減」が、大事だ。
という事で、やっとこの現状に気づいた私。体崩壊阻止にはまだ間に合う。
まずは、1キロごとにタイムを口に出す例の時計をやめよう。奴がタイムをいちいち声高に叫ぶもんだから、こちとら負けてたまるかと無理してしまう。しかし、時間の認知は必要不可欠なところだから奴は腕に着けるにしても、その感情のない軽口は黙してもらおう。
そうだ、それがいい。
黙っていてもらえれば、気にせず以前のように自由に走ることが出来る。もちろん調子のいい時は速く走ればいいだけだ。そうしようそうしよう。
どう考えたって希望的伸びしろが今の私にあるわけはない、現状維持が最も必要なラインだ。ほどほど、それが一番だ、気付いて良かった。

 
   
   
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