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HOME > COLUMN > 第14話...タフネスK |
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第14話 タフネスK | |||
考えてみると、店のスタッフのイニシャルにはKが多い。 そしてこれはスタッフK三号の物語である。 Kは水産高校と言う、漁業を営む方々の為の学校を卒業していた。 その高校では、ひとつ間違えると命に関わる潜水などの授業もあり、やはり本気で学ばな ければならなかった。 その危険な潜水の授業中水深20メートルの所にKは潜っていた。 その最中なぜか妙に息苦しさを感じたKは、ふと酸素ボンベのメーターを確認してみたの だ。そしてそれに視線を移した瞬間、Kは我が目を疑った。 なんと、ボンベの酸素残量を示す針が、0を指しているではないか。
だが潜水病と言う難題の為、素早く海面まで上がる事は決して出来ない。それは死をも意
味する行為である。 (もうだめだ。俺の人生もこれまでか?)
と思った瞬間、そこへやっと救世主が表れた。やはり一緒に潜っていた教官である。
だが私は、Kがただひとつだけどうしても口に出来なかった物を知っている。 卵をびっしりと産んでいたのだった。
それを見た私は鳥肌がたった。 ハエの卵の付着した部分の衣だけを取り除き、なんと普通に食いだしたのだ。
そして完食してしまった。(スタッフ一同唖然…。)
ただ、先程書いた様にこの時Kはハエの卵だけはやはり食えなかったのだ。
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